SIP 分野間データ連携基盤

技術概要

CADDEの全体像

データ連携基盤(CADDEデータ交換)の図解

概要

SIP第2期の分野間データ連携基盤技術開発では、分野を超えてデータの発見と利用ができる仕組みをCADDE(Connector Architecture for decentralized Data Exchange;分散型データ交換のためのコネクタ・アーキテクチャ;ジャッデ)として提案しています。

CADDEでは、アーキテクチャとして、各分野におけるデータ流通の仕組みを最大限尊重し、それらを各分野の特性にあわせて分散的に連邦化するビルディング・ブロックス型をとっています。CADDEでは、コネクターのネットワークを通じてデータ交換が実現されます。分散的存在するデータ提供者とデータ利用者はそれぞれの窓口となるコネクターを用意することで、このネットワークに参加し、データ交換を行います。コネクター間のデータ交換においては必要に応じて、認証認可、契約管理、来歴管理等の機能が呼び出されて利用されます。

CADDEでは、データ交換のプロセスだけではなく、データ記述語彙の共有からデータ発見、データ変換といった、データ利活用の一連のフェーズで必要となる機能を支援するツール・サービスも提供しています。

データ準備フェーズ

データ提供者はカタログ作成ツールを利用してカタログサイトを作成します。統制語彙作成支援ツールを使い、語彙リポジトリから既存の語彙を探して使用するなど、相互運用性の高いデータを作成することもできます。

データカタログ項目仕様 データカタログ作成ツール 統制語彙作成支援ツール 語彙リポジトリ
データ利用企画フェーズ

データ提供者はカタログ作成ツールを利用してデータカタログを作成します。統制語彙作成支援ツールを使い既存の語彙を参照しながら自分の語彙を作成したり、語彙リポジトリに自ら作成した語彙を登録したり既存の語彙を探して使用するなど、相互運用性の高いデータを作成することもできます。

データカタログ横断検索
データ利用契約フェーズ

発見したデータを利用するのに、データ提供者との間で契約を必要とする場合、契約管理・認証認可サービスを利用して適正なアクセス制御を行い、データ交換を実現します。

コネクタ 契約管理・認証認可 トラスト連携
データ利用フェーズ

CADDEにはデータの利用を補助する仕様やサービスが実装されています。また、すでに複数のユースケースが存在します。詳しくは「実証・検証」をご覧ください。

データ編集支援
来歴確認フェーズ

データが誰から誰に提供されたのか、提供後どのように再利用されているのかを来歴管理で確認することができます。

来歴管理
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